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【2025年版】雨樋修理・雨樋掃除の費用相場はいくら?
10坪〜50坪の適正価格と安く抑えるコツ

雨樋 雨漏り
雨樋 雨漏り
雨樋 掃除
雨樋 掃除

雨樋修理・雨樋掃除の費用相場は、住宅の延床面積(各階の床面積の合計)をもとに金額を概算することができます。

30坪の住宅の雨樋修理費用:40万円~60万円(足場代含む)が相場です。
30坪の住宅の雨樋掃除費用:4万円~6万円が相場です。

ただし坪数で計算する費用相場は、住宅の形などの面積によって、金額が変動することがあります。
また、使用する雨樋によっても費用は異なるため、雨樋修理・雨樋掃除ごとの相場を把握しておくことが大切です。

今回の記事では、雨樋修理・雨樋掃除の費用相場について、10坪~50坪の住宅それぞれの目安と、使用する雨樋修理・雨樋掃除ごとの目安について一覧でご紹介します。雨樋修理・雨樋掃除の費用を相場よりも安く抑えるコツについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

【解決!】この記事であなたがわかること
・雨樋修理の費用相場
・自分で雨樋修理費用を見積りすることができる
・雨樋掃除の費用相場
・適正価格と安く抑えるコツ

雨樋修理の費用相場一覧

雨樋修理の費用相場一覧

雨樋修理費用の目安

状態目安の費用
雨樋の交換・修理3,000円~5,000円/m
部分破損、部分補修の場合5,000円~25,000円/1箇所
雨樋修理(金具)3,500円~/1箇所
雨樋修理(継ぎ手)4,000円~/1箇所
雨樋の傾斜不良4,000円~6,000円/1箇所
雨樋の全交換150,000円~350,000円
注1:雨樋の全交換は足場設置費がプラスで必要となります。
注2:部分的な雨樋修理の場合でも、足場設置費がプラスでかかる場合もあります。

基本的には現地にてお見積りしないと正確な金額は難しいため、金額目安としてお考え下さい。

雨樋の修理・交換の費用は、形状・材質・現場状況により異なりますが、自分で雨樋修理費用を「簡単雨どい試算表」を見て、見積りすることができます。

雨樋の全交換の場合は、雨水を流すほうに傾斜をつける必要があるため、足場を設置して行うことが通常です。

足場の費用は下記の「足場の費用相場一覧」をご覧ください。

自分で雨樋修理費用を見積り

簡単雨どい試算表

簡単雨どい試算表(取替工事用)
2階建て 20坪(66㎡) 間口5.4m×奥行6.11m=33㎡×2階=66㎡
部材単価(円)数量単位金額
軒どい関連    
 軒どい1,70023m39100
 集水器(じょうご)2,5004ヶ所10000
 曲がり1,5004ヶ所6000
 受け金具(ステンレス)7005135700
 受け金具(ドブメッキ)400 400
縦どい関連    
 縦どい1,50026m39000
 エルボ50084000
 寄せます1,800 ヶ所1800
 縦樋金具でんでん(ステンレス)350269100
 縦樋金具でんでん(ドブメッキ)280 280
既存雨どいの撤去関連    
 軒どい70023m16100
 縦どい50026m13000
残材処理費    
 軒どい45023m10350
 縦どい35026m9100
合計193930
消費税19393
税込合計213323
※別途、架設足場費用が必要となります。

自分で雨樋修理費用を「簡単雨どい試算表」を見て、見積りすることができます。

雨樋の名称が分からない方は下記の「雨樋の名称」をご覧ください。

雨樋の名称

雨樋の名称

【簡単雨どい試算例】

軒どい:(間口5.4m+奥行6.11m)×2=23m
集水器(じょうご):軒どいと縦どいの接合部
曲がり:コーナーの接合部
受け金具:23mの場合 軒樋に0.45m間隔で設置 23m÷0.45m=51本
受け金具にはスタンレス製・ドブメッキ製などがありますが、耐久性を考慮してステンレス製以上のものをお薦め致します。
縦どい(竪樋):2階建ての場合 6.5m×4本=26m
エルボ:通常縦樋1本に付き 2箇所×縦樋4本=8個
寄せます:縦樋と縦樋の結合部
縦樋金具(でんでん):縦樋に1m間隔で設置

名称の役割など詳しく知りたい方は、下記をご参照ください。

足場の費用は下記の「足場の費用相場一覧」をご覧ください。

足場の費用相場一覧

足場の費用相場一覧
足場の種類目安の費用
クサビ(ビケ)足場1,000~1,200円/㎡
パイプ(単管)足場600~800円/㎡
単管ブラケット足場800~1,000円/㎡
屋根足場800~1,000円/㎡
昇降階段設置10,000円/箇所
飛散防止ネット100~200円/㎡
足場の種類

足場の規定変更に伴い価格が高くなります

2024年4月から厚生労働省では、足場に関する法定の墜落防止措置を定める労働安全衛生規則を改正し、足場からの墜落防止措置を強化されました。
それに伴い、足場代が以前より高くなりました。

全国平均、2階建て住宅・建坪30坪の足場代は、以前は約15~25万円でしたが、現在は20万~30万になります。

標準的な2階建てですと、24~27万円が相場と考えください。

足場の計算式

①実際の足場架設面積を算出

(家の外周+5.6m)× 高さ = 足場架設面積

※足場は外壁から0.3m離れたところに設置し、踏板の幅0.4mを入れて計算するため、実際の足場架設面積は家の外周にプラス0.7m×2×4面=5.6mで計算します。

②足場費用の算出

足場架設面積 ×(足場費用+飛散防止ネット)+ 昇降階段設置 = 足場費用

200㎡の住宅の場合:足場面積200㎡ × (足場費用1000円 + 飛散防止ネット200円)+ 昇降階段2箇所 × 10,000円 = 260,000円

下記の坪数別の「足場費用の適正価格一覧表」をご参照ください。

足場費用の適正価格一覧表

下記の足場費用には、昇降階段2箇所20,000円が含まれております。

坪数 サイズ例足場費用(税込)
10坪2階建て 10坪(143.0㎡)
(間口3.6m+奥行4.58m)×2=16.4m (16.4m+5.6m)×H6.5m=143㎡
18万円~21万円
20坪2階建て 20坪(185.9㎡)
(間口5.4m+奥行6.11m)×2=23.0m (23m+5.6m)×H6.5m=185.9㎡
23万円~27万円
30坪2階建て 30坪(220.3㎡)
(間口6.3m+奥行7.86m)×2=28.3m (28.3m+5.6m)×H6.5m=220.3㎡
27万円~32万円
40坪2階建て 40坪(249.0㎡)
(間口7.2m+奥行9.17m)×2=32.7m (32.7m+5.6m)×H6.5m=249.0㎡
30万円~35万円
50坪2階建て 50坪(274.3㎡)
(間口8.1m+奥行10.19m)×2=36.6m (36.6m+5.6m)×H6.5m=274.3㎡
32万円~38万円

●基本的には現地にてお見積りしないと正確な金額は難しいため、金額目安としてお考え下さい。
●足場の費用は、住宅の形状・現場状況により異なります。

雨樋修理に足場が必要?不必要?

応急処置や部分修理以外では、足場なしで脚立などで雨樋修理工事を行うケースもありますが、通常の雨樋修理を行う場合は、足場なしで工事を行うケースはほとんどありません。

厚生労働省の労働安全衛生規則で、高さ2メートル以上では足場の設置などの危険防止措置の必要性について記載されています。

厚生労働省の労働安全衛生規則
(作業床の設置等)
第518条
事業者は、高さが2メートル以上の箇所(作業床の端、開口部等を除く。)で作業を行う場合において墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない。
2.事業者は、前項の規定により作業床を設けることが困難なときは、防網を張り、労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

雨樋修理に足場が不必要な場合もある

 雨樋修理に足場が不必要な場合
高さ2m未満:高さが2m未満の雨樋の修理工事
部分修理:応急処置や部分修理がハシゴや脚立などで作業ができる雨樋修理
内樋修理:平坦で勾配のない屋根で作業ができる内樋修理
平屋や1階の雨樋修理:ハシゴや脚立などで作業ができる平屋や1階の雨樋修理は可能となることもある

※上記の足場が不必要な場合の例をあげましたが、現場の状況により異なるため、参考程度にされてください。

雨樋掃除の費用相場一覧

雨樋掃除の費用相場一覧
状態目安の費用
雨樋掃除(20坪)30,000円~50,000円
雨樋掃除(30坪)40,000円~60,000円
雨樋の部分掃除10,000円~25,000円
集水器(じょうご)など
ゴミ詰まりの除去の場合
5,000円~10,000円/箇所
注:現場によっては足場設置費がかかる場合もあります。

基本的には現地にてお見積りしないと正確な金額は難しいため、金額目安としてお考え下さい。

雨樋掃除の費用は、現場状況により異なります。

特に集水器(しゅうすいき・じょうごう)にゴミが溜まり雨漏りの原因となるので、定期的な掃除が必要となります。

掃除の頻度は、立地状況などにより異なりますが、少なくても5年ごとに掃除することをお薦めします。

雨樋修理費用の適正価格と安く抑えるコツ

雨樋修理費用の適正価格と安く抑えるコツ

雨樋修理費用の適正価格一覧表

坪数 サイズ例雨樋修理費用(税込)
10坪2階建て 10坪(33㎡) 間口3.6m×奥行4.58m=16.5㎡×2階=33㎡18万円~25万円
20坪2階建て 20坪(66㎡) 間口5.4m×奥行6.11m=33㎡×2階=66㎡22万円~29万円
30坪2階建て 30坪(99㎡)  間口6.3m×奥行7.86m=49.5㎡×2階=99㎡24万円~31万円
40坪2階建て 40坪(132㎡) 間口7.2m×奥行9.17m=66㎡×2階=132㎡26万円~33万円
50坪2階建て 50坪(165㎡) 間口8.1m×奥行10.19m=82.5㎡×2階=165㎡28万円~35万円

※別途、架設足場費用が必要となります。
※上記は寄棟屋根で計算しております。切妻屋根や片流れ屋根の場合は、費用がさらに安くなります。

●基本的には現地にてお見積りしないと正確な金額は難しいため、金額目安としてお考え下さい。
●雨樋の修理・交換の費用は、形状・材質・現場状況により異なります。
●また、屋根の形状によっても異なります。

雨樋修理費用を安く抑える4つの方法

雨樋修理費用を安く抑えるコツは、4つあります。
雨樋修理費用を安く考えるには、まず2~3社の業者から見積りを取り、比較検討することが重要です。

また、部分修理や雨樋の劣化部分のみの交換することがコスト削減に繋がります。
外壁塗装業者や屋根業者に依頼するのではなく、雨樋の専門業者に依頼することにより、安く抑えられます。

そして、最後に火災保険を活用することにより、雨樋修理費用の負担が0円になるケースも多数あります。

1.相見積もり

2~3社の雨樋専門業者から見積りを取り、比較検討することが重要です。
当社・雨樋.comに依頼すると、優良な雨樋専門業者を3社紹介しております。

2.部分修理交換

部分修理や雨樋の劣化部分のみの交換することがコスト削減に繋がります。
雨樋の破損や劣化を放置すると、他の雨樋の劣化に繋がることもあります。
また、外壁からの雨漏りが発生する原因にもなりえるので、雨樋の劣化を発見したら、早めに雨樋修理を実施しましょう。

3.雨樋専門業者に依頼すること

外壁塗装業者や屋根業者に依頼するのではなく、雨樋専門業者に依頼することにより、安く抑えられます。
屋根業者に発注する方も多いようですが、実は雨樋専門業者の方が仕入れが安いために、屋根業者と比較すると約10%~20%安くなっているケースが多いので雨樋専門業者に依頼しましょう。

4.火災保険を活用して工事費負担0円に

最後に火災保険を活用することにより、雨樋修理費用の負担が0円になるケースも多数あります。
また、雨樋の修理費用の一部が補償される可能性があります。
火災保険に加入されている方であれば、「風災、雪災、ひょう災」や火災保険にもよりますが「地震」による被害と認められた場合、保険金で雨樋修理ができることがあります。

雨樋の破損や雨漏りの原因は、突風などの春一番や台風などにより破損するケースが大半を占めており、そのようなケースによる被害と認められた場合、火災保険金で雨樋修理ができます。ですが、火災保険を申請する前に注意点があります。

火災保険申請の注意点
火災保険会社に直接問い合わせをしないこと。
火災保険会社に直接連絡すると、その時点で「保険申請」したことにされてしまいますので、くれぐれも注意してください。


火災保険で雨樋修理を考えておられるなら、「火災保険申請代行」にも対応してくれる雨樋専門業者に依頼する必要があります。
雨樋.comでは、「火災保険申請代行」の雨樋専門業者を全国に多数揃えておりますので、まずはお気軽に当社までお問い合わせください。